革命の時代 1789年
1789年春、金の尽きたフランス国王は、175年ぶりに三部会を召集した。同年7月、パリの市民がバスティーユ要塞を襲撃し、それから26年にわたってヨーロッパは革命と戦争に揺さぶられ続けた。
時代の姿
啓蒙思想は、王の権利は神に由来するという信念を揺るがした。身分ではなく能力で出世できるという考えが広まり、コルシカ出身の砲兵将校が皇帝になるという出来事が現実に起こった。ゲームのこの時代で将校として始まることが多く、革命軍の将軍となる運命の岐路が用意されているのはそのためだ。
東ではロシア、プロイセン、オーストリアが三度にわたってポーランドを分け合い、地図から消し去った。南ではオスマン帝国がじわじわと力を失いつつあった。
ゲームで起こる大事件
- フランス革命と恐怖政治 王政は倒れ、ルイ16世は処刑され、革命はみずからの子らを断頭台へ送る。
- ポーランド分割 1793年と1795年の分割によって、ポーランド=リトアニアは消滅した。
- ナポレオン帝国 大陸軍はアウステルリッツで勝利し、1812年のロシア遠征で崩壊した。
- ワーテルローとウィーン会議 1815年、ナポレオン最後の敗北のあと、列強はウィーンに集まって地図を描き直した。
- 1848年革命 パリ、ウィーン、ベルリン、ブダペストで一斉に革命が起こった。
この時代の楽しみ方
おすすめプレイ この時代は身分より武力と知略がものを言う。将校に生まれたなら、戦争のたびに武功を立てて元帥まで上りつめる道を狙おう。貴族に生まれたなら、革命の荒波から家門を守り抜くこと自体が挑戦となる。
国々は大きく強いので、小さな領地から征服を重ねていくのは難しい。代わりに同盟と婚姻、そして大国のあいだの綱渡りが生き残りの鍵となる。
主要勢力
| 勢力 | ゲームでの姿 |
|---|---|
| フランス | 王国から共和国へ、そして帝国へ。ヨーロッパ全体を相手に戦う。 |
| イギリス | 海を握る国。大陸の同盟国に資金を出し、フランスを食い止める。 |
| オーストリア・プロイセン・ロシア | ポーランドを分け合った三つの王家。革命の波及を恐れ、同盟を結んでは破る。 |
| オスマン帝国 | 依然として広大だが、改革と反乱のはざまで揺れている。 |
| スペイン・スウェーデン | かつての強国。この時代には列強の争いに引きずり回される。 |
その時代の人々の暮らし
サロンやコーヒーハウスは、思想を交わす場だった。貴族とブルジョワ、学者と作家が同じ席で政治や科学を論じ、新聞やパンフレットがその議論を街頭へ運んだ。ゲームのサロンや秘密結社(フリーメイソンのロッジ)のイベントは、こうした空気を映している。
戦争のやり方も変わった。革命フランスは国民総動員令で数十万人を徴集し、ナポレオンはその大軍を軍団単位に分けて素早く動かした。貴族の出でなくとも、戦場で手柄を立てれば将軍になれた。ちなみに、ジェンナーが天然痘のワクチンを開発したのもこの時代(1796年)のことである。