王冠と鋤ゲーム開始

太陽王とバロックの時代 1680年

1682年、ルイ14世は宮廷をヴェルサイユに移した。翌年の夏には、カラ・ムスタファ・パシャ率いるオスマンの大軍がウィーンを包囲した。王たちが朕は国家なりと語り、大砲とかつらとオペラがヨーロッパを満たした一世紀。その終わりには、バスティーユが待っていた。

時代の姿

三十年戦争が終わると、ヨーロッパの君主たちは貴族と都市の特権を抑え、常備軍と官僚と税を一手に集めた。絶対王政である。貴族は城に立てこもるかわりに宮廷で寵愛を競い、軍隊では連隊の地位を売り買いする将校となった。ゲームでこの時代の騎士の座を将校が、馬上槍試合をカルーゼル騎馬競技が担い、寵姫のお召しや王の起床の儀といった宮廷イベントが現れるのはそのためだ。

戦争はおもに王位継承をめぐって起こり、平和は地図に引いた線で結ばれた。西ではフランスが覇権を狙い、イングランドとオランダ、ハプスブルクがこれに立ち向かった。北ではバルト海を握るスウェーデンに台頭するロシアが挑み、東ではポーランド=リトアニアとコサックのヘトマン国家、クリミア・ハン国とオスマンが絡み合っていた。神聖ローマ帝国の内部では、ブランデンブルク=プロイセンが静かに軍を育てていた。

ゲームで起こる大事件

この時代の楽しみ方

おすすめプレイ 下級貴族に生まれたなら、将校の辞令を買って将校となり、継承戦争のたびに手柄を立てて領地と爵位を狙おう。宮廷に入ったなら、寵姫とうまくつながることが何より大切だ。平民ならコーヒーハウスや取引所の路地で一山当てることもできるが、1720年の泡沫はすべてを奪い去るかもしれない。ウィーン包囲と大トルコ戦争、名誉革命とジャコバイト、大北方戦争、スペイン継承戦争、ミシシッピと南海の泡沫、シュレジエン戦争、百科全書とサロンという七つの歴史の流れがあり、シナリオ「有翼騎兵」「トーベイの風」「カンカンポワ通り」ですぐに始めることもできる。

大きな王国は堅固で、征服だけで大きくなるのは難しいが、神聖ローマ帝国の選帝侯国やイタリアの公国のあいだでは、婚姻と継承が地図を塗り替える。時代は1789年のバスティーユ襲撃で終わり、その先の物語は革命の時代へと続く。

主要勢力

勢力ゲームでの姿
フランス太陽王の国。ヨーロッパ最大の常備軍でライン川とスペインの王冠を狙う。
ハプスブルク君主国オスマンをハンガリーから押し戻しつつ東へ広がるが、マリア・テレジアの即位とともにシュレジエンを狙う隣国に囲まれる。
イングランド・オランダ議会と銀行と艦隊でフランスに立ち向かう海の同盟。名誉革命のあとしばらくは、一人のオラニエ公が両国を率いる。
スウェーデン・モスクワバルト海の覇権をかけて大北方戦争を戦う。勝った側は帝国となり、敗れた側は列強の座から降りる。
オスマン帝国・ポーランド=リトアニアウィーンの前でぶつかった二つの大国。この一世紀で、どちらも隣国に領土を明け渡していく。
ブランデンブルク=プロイセン選帝侯国から王国へ。小国が軍隊ひとつで列強の仲間入りを果たす。

その時代の人々の暮らし

コーヒーハウスとサロン、新聞と取引所が都市の新しい舞台だった。ロンドンのコーヒーハウスでは保険や株が取引され、パリのサロンでは貴婦人たちが哲学者を招き、百科全書は検閲と闘いながら理性の光を広めた。天然痘はなおもっとも恐ろしい病であり、オスマンから伝わった人痘接種が慎重に広まっていった。ゲームの「コーヒーハウス」「火曜日のサロン」「天然痘の接種」「風刺文の書き手」といったイベントが、この空気を映している。

田舎では依然として農民が大半だったが、新大陸から来たジャガイモが少しずつ畑を変え、凶作の飢えを和らげていった。大西洋の向こうでは砂糖とタバコのための奴隷貿易が頂点に達し、ヨーロッパの港はその金で富んだ。ロシアではピョートル大帝が貴族にひげ税を課し、西欧風の服装と習慣を押しつけた。バッハとヘンデル、チェンバロとオペラの時代でもある。

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