ルネサンスと大航海 1500年
1500年。ヨーロッパ各地で印刷機が動き出してから半世紀が過ぎ、コロンブスが大西洋を渡ってから8年が経っていた。フィレンツェとヴェネツィアでは画家と銀行家が都市を塗り替え、東ではオスマン帝国がバルカンを呑み込みつつあった。
時代の姿
中世の封建領主たちは、しだいに力を増した王の臣下となっていった。フランス、スペイン、イングランドといった王国は常備軍と官僚制を整えはじめ、火薬と大砲は城壁の意味を変えた。イタリア半島は、フランスとハプスブルク家が奪い合う戦場だった。
商業と金融が膨らむにつれ、金で成り上がる道も開けた。ゲームで投資や後援、錬金術師の申し出といったイベントが増えるのはそのためだ。
ゲームで起こる大事件
- 宗教改革 1517年のルターの「95か条の論題」以降、ヨーロッパはカトリックとプロテスタントに分裂した。ゲームでも改宗や異端の嫌疑が政治問題となる。
- モハーチの戦いとウィーン包囲 1526年にハンガリー王国がオスマンに敗れて崩れ、1529年にはオスマン軍がウィーンの城壁の前に立った。
- レパントの海戦 1571年、神聖同盟の艦隊がオスマン艦隊を撃破した。
- オランダ独立戦争と無敵艦隊 スペインに抗したオランダの八十年戦争、そして1588年にイングランド遠征に失敗したスペイン艦隊。
- 三十年戦争 1618年にボヘミアで始まった宗教戦争は、神聖ローマ帝国を廃墟に変えた。
この時代の楽しみ方
おすすめプレイ 商人の家や下級貴族に生まれたなら、金と婚姻でのし上がる道が開ける。隠された書庫で禁書を読んで知略を磨き、錬金術師のクエストで賢者の石を狙ってみよう。ただし、異端の疑いは安定度を削る。
この時代の地図で最大の勢力はオスマン帝国だ。バルカンに生まれたなら、スルタンの封臣として生きるか、抗うか――それが最初の問いになる。
主要勢力
| 勢力 | ゲームでの姿 |
|---|---|
| オスマン帝国 | 地図上でもっとも急速に膨張する国。バルカンとアナトリア、やがてハンガリーまで。 |
| スペインとハプスブルク | 婚姻によってヨーロッパの半分を束ねた家門。新大陸の銀が流れ込む。 |
| フランス | イタリアを狙い、ハプスブルクと対峙する強国。 |
| ポーランド=リトアニア | 東ヨーロッパの巨大な連合王国。貴族の力が王より強い。 |
| ヴェネツィア・ジェノヴァ | 海と金で生きる商業共和国。 |
その時代の人々の暮らし
印刷術は本の値段を大きく引き下げた。聖書、古典、パンフレットがあふれ出し、文字を読める人が増え、新しい思想が数週間でヨーロッパを駆けめぐった。宗教改革があれほど速く広まったのも印刷機のおかげだった。画家や建築家はメディチ家のようなパトロンを求めて渡り歩き、ゲームでも芸術家の後援は名声を高める道となる。
大航海はヨーロッパの経済を一変させた。ポルトガルはアフリカを回ってインド洋に達し、スペインはアメリカの銀を運び込んだ。物価は上がり、商人や銀行家は王に金を貸して力を蓄えた。一方でこの時代は魔女狩りと異端審問がもっとも激しかった時期でもあり、禁書を読んだり怪しげな実験をしたりするのは命がけのことだった。